やわらかいまいにち

思い出すのも難しい、ありふれた日常

はるのうた、プレイリスト

3月になった。朝は激しい雨。でも温かくなるらしい。天気予報はそう言っている。

「3月」と聞くと、急に春のような気がしてしまうんだ。昨日から、2月から、数時間しか経っていないのに、おかしな話だね。まだまだ寒いのに。でもわたしは春が好きで、まもなく冬というトンネルを抜けるんだと思うと、どうしてもわくわくしてしまう。冬も食べ物はおいしいしかわいいブーツも履けるから好きだけど、春のパステルを纏いたくなる暖かさや蕾が咲くような解放感は、もっと好き。

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だから今日は、そんな春の訪れを待ちながら聞きたい音楽を並べてみようと思うのです。思わず駆け出したくなるような、そんなプレイリスト7曲。

春 / Hysteric Blue

さっそくの90年代ソング。「ああ、春が来る」の部分、まさにそんな気持ちのときに歌いたくなる曲です。いま知ったのだけど、これ佐久間さんプロデュースだったのか。そりゃ好きだ。

春の歌 / スピッツ

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春の歌、というサビの歌い出しを毎年必ず思い出す。藤原さくらちゃんが歌っていたバージョンも好き。もちろんマサムネさんも。(完全余談ですがサムネのマサムネさん美しすぎません……?)

春風スニーカー / 嵐

ドコイクナニスル、というキャッチコピーで8×4のCMでも使われていた『きっと大丈夫』のカップリング曲。スニーカーを履いて、思わず駆け出したくなる曲ナンバーワンです。気持ちに任せて動いても、誰にも責められないから。

春を愛する人 / GLAY

「生きてくことは、愛すること、愛されること」の名フレーズを持つこの曲は、寒い冬を耐えて耐えて迎える春の日に聞きたい。「わたし、春が好きだ」と自覚したのはこの曲に出会ってからで、雪がある場所に育った人たちが作ったものだからだと思うのです。

光 / 宇多田ヒカル

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発売されたのが春だったので、この時期に聞きたくなる曲。1度目の結婚を発表したときの曲だからか新婚感もあって朗らかでとっても好き。悩んでても仕方ないからおいしいものを食べよう、という日常を大切にしている歌詞に救われる。

Spring of Life / Perfume

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春にしたいMVごっこ第1位のPerfumeさん。サビの、特に「Spring up Speed up」のっちパートが好き。『ワンルーム・ディスコ』も捨てがたいけど、春はやっぱり『Spring of Life』かなあ。

春雷 / 米津玄師

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最近取り憑かれたように聞いている米津さん。MVもかっこいい。春特有の、得体の知れない静かな高揚感を感じる曲です。個人的な話ですが「さざめく」という日本語を使う人をすごく好きになる習性があります。

まとめ

はるのうたプレイリスト、ということで7曲紹介しました。 

桜の歌は春の歌とはまた違って、桜が咲いて散るまでの期間に聞きたい曲なのでここには含めません。4月の頭ごろに「さくらのうた」を書いてみようと思います。

このエントリを書き始めたのは3月1日の深夜だけど、お昼を過ぎた今は太陽が出てきて春っぽい日差しが見え始めました。今年も来るね、春。 きっと、すぐそこ。

2018年2月に読んだ記事まとめ

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2月が28日までということは知っていたけれど、まさか28日が今日だとは思っていなかった。自分の中の時間が世間に追いつけない。

そんなことをぼやいても2月は終わってしまうので、今月も読んで気になった記事を挙げていきます! 今月はちゃんと毎回Evernoteにメモしていたから、記憶をたどらなくても大丈夫。

よし、じゃあ書いていきます。今月は6本です。

ある日突然、シングルファーザーになって

ex.yahoo.co.jp

わたしは辻さんを詳しく知らないけど、日常を愛しているんだろうなあ、愛せるようになったんだろうなあ、と思いながら読みました。

「野菜が苦手で全然食べない。細かく刻んで、ハンバーグの中に入れて、あの手この手で食べさせました」。完食が続くとやっぱり嬉しい。空っぽになった食器を見ては、キッチンでひとりガッツポーズをした。

このあたりとか特に。武道館を満員にした人もシングルファザーも関係なくて、つくったごはんを完食してもらえるとうれしいのはみんないっしょなのかもしれない。そんな日常を慈しむような言葉たちが、とっても温かい記事。

どんなインタビューをしたらこんな素敵な文章になるんだろう。取材現場も初稿も見てみたい。……と静かに書き手の嘉島さんをツイッターで見ています。

【スタッフコラム】ネコと暮らしはじめました。

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わたし、猫と暮らしてみたいんです。その理由のひとつが「想定外に出会いたい」だったので、ああまさに、と思いながら読みました。

ひたすら猫と暮らしたくなる記事でした。

【気まぐれ絵日記】大人になって思う、友達のこと

hokuohkurashi.com

イラストも文章もほんわか温かくて、こういう表現したいと思った記事。

わたしは地元の友だちがいないから、こんなふうな幼馴染って本当に憧れる。この記事の幼馴染は、いつもいっしょじゃなくて、でも大切に思っていて素敵だなと思いました。

最後の2コマみたいに思えるっていいよなあ。「友達って年月の長さだけじゃないよなあ。幼馴染はいないけど、わたしも同じこと思える友達いるもんなあ」とじんわり気持ちがあたたかくなりました。

「CDが売れない時代」に、金爆・鬼龍院翔が問いかけること

gendai.ismedia.jp

打って変わってゴールデンボンバーの鬼龍院さんのインタビュー。CDが売れないっていうけど、CDを売ろうとすると叩かれるし……という部分に「音楽を売る側」として向き合っている鬼龍院さんの話はとっても興味深かったです。

わたしはジャニーズの音楽をよく聞くから「CDはオワコン」なんていう声に少し懐疑的なんだけど、書き手の柴さんは著書『ヒットの崩壊』含めて割とフラットに話しているのかなと思っている。

そして外野でわーわー言ってるんじゃなくて、いろいろ考えて行動している鬼龍院さんだから言える言葉なのかなと感じました。

「夫が私を人間にしてくれた」2度の結婚、出産が女優・安達祐実に与えたもの

news.yahoo.co.jp

内容が素晴らしいことは承知の上で感じたのが、どんな人も自分から動くことで世界が変わるんだなということ。

「ここから女優としてもうひと踏ん張りするためには、誰かの指示を待つのではなく自分の意志で動かなければならない」と考えるようになった。

ここを読んで「自分の道は自分で決めるしかないんだろうな」って改めて思った。成功したと思われる人でもこうなんだから。

あとこんなふうに、夫婦であることの強みや喜びをもっと知りたい。夫が家事に参加しないことはたくさんあってそれを言葉にしないとやってられない気持ちもわかる一方で、こういう夫婦であることのいろんなかたちを他にも見てみたいなあ。

働き方改革の闇「フリーランス保活」 出産後から仕事、でも内職扱い

withnews.jp

やっぱりフリーランスで保育園つらすぎません……? 正直子ども産みたくなくなるよう。

そんなことを思いながら読みました。自ら選んだフリーランスの道だけど世間ではまだまだ茨の道で、これからどうなるんだろうなあ。

まとめ

このまとめを通して、前回のエントリに書いた「どこに住みたいですか?」に続く答えに困る質問、「普段どんなメディアを見ていますか?」にも徐々に答えていけるようになりたいです。

なんだかんだwithnewsを一番見ているんだろうなあと感じています。スピード感もあって事実確認もしている姿が好きです。

そういえば2月なのに平昌五輪まわりの話がないな、わたし。でも宇野くんのオリンピックの魔物は素通りなのに睡魔に襲われまくる感じとかすごく「好き!」ってなったし、連覇決めたときの羽生くんの涙を見て「ああ、この人も人間なんだな」って思ったりして楽しみましたよ。(という自分の記憶を留めておきます。)

どこに住みたいですか?

とりとめのない話をしよう。いつも結論なんてない日記だけど、今日はそれ以上に混沌とした頭の中を文字にしてみようという、このブログにしては珍しいエントリです。

テーマは「これからどこに住もう」。最近、これから住む街について考えることが増えました。一応結婚をしているから、一般的にはこれから子どもを迎えて……というフェーズがやってくる、はず。そうじゃなくても「このまま東京にいるのかなあ」とか「枝豆育てたいから小さな庭がほしい*1」とか、どうしてもこれから住む場所について考えてしまうし、友達も出産して家を持ち始めています。

人に「どんな街に住みたいか」と聞かれることも増えました。そのたびに、わたしは戸惑うのです。

そもそも東京に出てきたのは、地元の雰囲気に馴染めなかったから。でも30歳になった今なら、地元や地方にもおもしろい人がいるって知っているし、自分が人と比べて変わっている自覚も持てるようになっている。そもそも人と比べること自体、意味がないことも学びました。

自由だから、選択肢があると知っているから、悩むんだと思います。

「どんなところに住みたい?」

つい先日そう聞かれたわたしは、海の幸がおいしく食べられるところ、そう答えました。山より海。だけど海が近すぎるのは嫌。海風で家は痛むだろうし、津波も怖い。

南国も嫌だ。あの虫に出会いたくない。虫きらい。でも雪が深すぎるのも嫌。日照時間が少ないと病むでしょ、とこれまでの人生が警告している。

わたしはいつだって、何かをしたくないって気持ちの方が明確だから、なんだかなあ。

そんなわたしにも、できればこんなところという条件が少しはあって。関東ローカルのテレビ番組が見れて、東京ドームや横浜アリーナの公演後に終電を気にしなくていいところ。……って話すと引かれるのは知ってるけど、どんなに何年も否定し続けてもオタクはオタクでしかなくて。そういう生き物なのだと受け入れるしかなかったんです。

ほかにも商店街があるとか地下鉄じゃない駅が最寄りとかクリエイティブをむやみに潰さない社会とか、細かいことはたくさんあるけれど、みんなが知りたいのはそういうことじゃなくて、もっと明確に「こんな暮らしがしたい」、という話なのでしょう。

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暮らし、かあ。うーん。

わたしがしたいのは縁側でお日さまに当たりながら猫を撫でたりお茶を飲んだり、そういう暮らし。ああ、やっぱり具体性がない。

そうか、どこに住みたいかの問いは、どんな暮らしをしたいかの質問に通じているんだね。やっと気づいたよ。そうか、じゃあこの話の結論はやっぱり一旦保留。問いへのアプローチが少し変わりそうだから、今夜の夜ごはんのトークテーマにしようっと。

*1:枝豆大好きなんです。居酒屋で出てくる量じゃ物足りない人です。

今年のバレンタイン

ちょっと日は経っているけど、先週の話。今年のバレンタインも「Dari K」さんにした。

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去年の冬に京都に行ったときに流れでチョコレート屋さんを巡ることになった。そのときに出会ったのがDari Kさん。夫は右側の丸い缶に入っているコーヒーチョコをたいへんに気に入ったらしい。京都のお店には袋入りのたくさん入ったものがあったけど、催事では売っていなかったから缶のものにした。

それだけでは寂しいので、今年から新しくなったというトリュフも添えた。きっとおいしい。

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CAKE.TOKYOさんで特集をしていたのを読んで「今年もこれにする」と決めた。

バレンタインから少し時間が経っているのに、まだチョコを食べていない。楽しみだなあ。きっとおいしいに決まってるから。

え? うん、わたしも食べるよ?

ノマド合宿に行ってきました

なんだかパッとしない毎日、と歌う曲を初めて聞いたのは20年以上も前のこと。それから「なんだかパッとしない」ときにはこの曲が自然と頭の中に流れてくるようになった。年が明けてからは、割とそんな日が続いている。それになんとなく気付いていたけど、知らないふりをしていた。

「haletto houseでノマド合宿をしませんか」

haletto編集長の朝子さんにそう誘ってもらったのは、そんな毎日のある日のこと。

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にょきにょきと高層ビルが生える東京にしばしの別れを告げて、トコトコと走る江ノ電に乗ってhaletto houseのある腰越駅にやってきた。駅からも海からもすぐの一軒家に集まったのは、haletto編集長のあさこさん、halettoでライターをしているゆいかさん、そして合宿発起人のヨーコさんとわたしの4人。初めましてから挨拶を始めて、止まらない話を何度も軌道修正しながらスケジュールを決めた。

18:00 仕事終了
23:00 就寝
 6:00 起床そして朝日を見に行く
 9:00 仕事開始

普段時間を決めずに深夜まで仕事をして翌朝寝坊してしまうわたしには、びっくりするくらいに健康的なスケジュール。2泊3日をこれで過ごす。

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朝焼けを見ると「早起きって素晴らしい……!」と心の底から思うのに、どうして東京に戻ると早起きできなくなってしまうんだろう。

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ノマド合宿というくらいだから、仕事もする。

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わたしは締切のある仕事を合宿前にすべて終わらせて、東京にいるとどうも後回しにしてしまうタスクを合宿中にやっつけようと決めていた。具体的にはこんな感じ。

・noteの内容整理
・ブログ書き溜める(5本マスト)
・名刺作成

どれもやらなくても誰にも何も言われないけど、自分のためにやっておきたいこと。そんなことをやろうと決めていたのに、実際には全然違う仕事をしていた。

・記事修正
・取材打診
・企画提出
ポートフォリオ整理
・収支整理
・おみやげレビュー作成

計画と違いすぎる……! こんなことばかりだから、やろうと思っていたことがどんどん後回しになってしまうんだろうなあ。

社会人のころ、忙しいのにタスク管理が上手な先輩にどうしているのかと聞いたら「タスク忘れちゃうから先に全部スケジュールに入れて動くようにしてる。もうスケジュールに管理されてるレベル」って言っていたことを思いだした。今日から先にバッファも含めて全部スケジュールに入れることにしよう。(今週は余裕を持ったスケジューリングしているので、できなかったタスクは東京でやります。時間確保済み! )

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ノマド合宿、場所を選ばずに仕事ができる人にはとってもいいなあと思いました。

持ち寄る仕事の温度感は事前に合わせたほうが乗り切りやすいかも。例えば「超集中!締め切り厳守合宿」とか「後回しタスク全部終わらせる会」とか。ネーミングセンス皆無だけど、仕事の緊急度がみんな同じだと、違う仕事していてもゴールに向かう雰囲気できそうだから。

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あとノマド合宿のよかったところは、カフェと違って家の中のどこでも自由に仕事できることだと思う。4人でぎゅっと固まっていたら、それはそれでフラストレーションだからね。

楽しかったな。なんとなくパッとしない毎日へのスパイスになった印象です。ふさぎこむより前にこうして人と話ができたら、気持ちは楽になるのかも。

働き方、いろいろできるね。またやってみたいな。

 

*2018年2月22日 1:57追記

今回宿泊したhaletto houseは腰越にある宿泊施設です。詳しくは下記からどうぞ。

haletto.jp

はっさくをむきながら

日曜のドラマ『99.9』では、弁護士の主人公・深山大翔がキッチンに立ちながら事件を整理するシーンがある。やっぱり料理って考え事時間にちょうどいいよなあ、と思いながら見ているけど、わたしもさっき同じようなことをしていた。

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はっさくをむきながら。

みかんほど小さくもなくて皮が硬いから、ほどほどに「むくこと」に集中できる。中の皮もむかないと食べられないので食べきるのに20分もかかってしまった。この時間はスマホもいじれないから、テレビを消していればひたすらはっさくと向き合うしかない。

振り返って何を考えていたかというと、好きな映画についてと、岡田准一さんについてだった。好きな映画の話は長くなるのでこのあとブログにまとめる予定にして割愛するとして。

岡田くんの話。岡田くん、宮崎あおいちゃんと結婚だもんなあ。そういえば昔『うたばん』で宇多田ヒカルさんが「顔だけの好みなら、V6の岡田くん」って言ってたよなあ。V6が同日ゲストだったから岡田くんも急遽トークに呼ばれて「お金ならあるわよ」ってヒカル姉さんに口説かれてたことあったよなあ。いいなあ岡田くん。

……と至極どうでもいいこと考えながらはっさくをむいていました。いつもくだらないことしか考えていないんだよなあ。オチも特にない。この感じすごい日常っぽいなあ。

はっさくがおいしかったからいっか。

ひとりMVごっこ

昨年末から椎名林檎さんの『人生は夢だらけ』をよく聞いています

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ハマった一番の理由がこのMVで、とにかくとにかくかっこよくて「うわ、林檎さまちょうかっこいい……」と今でもよく見ています。これまで椎名林檎の音楽を通らずに生きてきたのですが、この冬一番聞いている曲です。

MV中盤からのロケ地はりんかい線国際展示場駅近くの広場なんだろうなと推測します。ビッグサイト見えるので、たぶんそう。

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今度ビッグサイトに行ったらひとりで「とぅららららたったらー たららたったらー」って歌いながら『人生は夢だらけ』ごっこしながら歩きたいです。

ビッグサイトの帰り道は隣の東京テレポート駅まで歩くことが自分の中で定番化しているので、帰りは欅坂46の『二人セゾン』ごっこをするって決めています。

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『二人セゾン』もたぶんこのあたりで撮っているはず。

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もちろん本当に実演しちゃうとだいぶやばいやつだって周りを歩く人たちに思われるので、頭の中でやるだけです。ご心配なく。

でもみんなひとりMVごっこやらない? やらないのかな……。

この時期だとロングコートのポケットに両手を入れながら歩く安室ちゃんの『Baby Don't Cry』ごっこをよくやってます。

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MVたのしい。