やわらかいまいにち

思い出すのも難しい、ありふれた日常

朝日を見ながら思うこと

朝日を見るたび、早起きっていいなと思うのに朝起きるのが苦手なのはどうしてだろう。ワールドカップの代表戦を見終えて、カーテンの向こうの日差しを浴びながらそんなことをぼんやり考えていた。2018年7月3日の朝焼け。東京は晴れ。今日も猛暑日になるらしい。

眠れない。サッカー、とっても悔しかった。アディショナルタイムでの失点。試合終了後に全然整っていない長谷部先輩をはじめ、選手のみなさんの顔を見ていたら「悔しいよね、そうだよね、泣きたいよね」と誰目線かわからない共感をしていた。原口選手はあまり感情が顔に出ない人なのかと勝手に思い込んでいたけど、泣きだしそうなその顔を見たらわたしも泣きたくなった。

すごく、ドタバタした大会だった。大会前から。でも未来に繋がるシーンもあったと思う。代表戦くらいしかまともに見ない人が何を言ってるんだと言われそうだけど、勝手ながらそう思った。正直に言うと、とてもエキサイティングだった。エンタメみたいに言うなって感じだけど、なんていうか、サッカー好きだなやっぱりってそう思った。そんな大会だった。ワールドカップ自体は続くから、まだまだ眠れない夜は続くのかもしれない。

 

毎日は進む。負けても勝っても寝不足でも、天変地異や事故がなければ明日は嫌でもやってくる。ロシアで戦った彼らにも、日本でフリーランスのわたしにも。

眠れないからとメモ帳に思いを書き留めていたら、なんだか収拾がつかなくなってきた。カーテンの向こうで太陽も元気に照りはじめている。もうすぐ6時だけど、少し目を閉じよう。監督や選手のみなさんのようすは、きっとやべっちFCが丁寧に伝えてくれるはずだから。まずはおつかれさまでした。胸張って帰ってきてください。