やわらかいまいにち

思い出すのも難しい、ありふれた日常

カラオケが苦手

まだ大学に入ったばかりの、ちょうど今くらいの話。

サークルの新歓の三次会くらいでカラオケに行ったあと、同じクラスの女の子たちとマックで話すことになった。するとある子が「さっき全然歌うまくないくせにバンプ歌った男いたじゃん? 下手なのに車輪の唄なんか歌うなよって感じ」と言い出した。わたしはそれまでカラオケに行ったことがほとんどなかったから、そのときは『歌が下手な人はバンプを歌っちゃいけないようだ』と素直に学んでいた。

だけど、10年以上経った今なら言い返せる。カラオケなんだから好きな曲歌ったっていいじゃん?って。爽やかに言い返せる。

そりゃハイティーンの自己顕示欲とかはあるけれど、盛り上がりを考えた選曲をしなければならないのかもしれないけど、歌が下手だからっていうのがバンプ歌っちゃいけないって理由にはならないよなあ。(ちなみにそれを言った子は特別バンプが好きというわけではないらしい。そして自分は歌が上手いことが自慢らしい。)

だからカラオケって苦手。帰り道やお風呂で一人で歌ってたほうが楽しいのよ。好きに歌わせてちょうだい。