やわらかいまいにち

思い出すのも難しい、ありふれた日常

30歳の遠吠え

はやく30歳になりたい。10代のころ、そう思って生きていた。30歳にでもなれば立派な大人で、東京で自由に生きていて、仕事もそこそこバリバリこなしていると思っていたから。最近「女の賞味期限はクリスマス」なんてことが話題になっていたけど、そんなこと知らなかった。若さよりも、貫禄や包容力が欲しかった。

今日で30歳。
なってみると全然自由なんかじゃなくて、漠然と想像していた感じとはほど遠い。人生設計なんて大それたものはなかったけど、想像してなかったこともたくさん起きている。それでも思っていた通りに身体は丈夫で、持病と言えば万年肩こりなことくらい。大きな病気になったことがなかったのは、運が良かったんだろうな。

ただ、もう少し自由に生きてみてもいいんじゃないかなあと、思うのです。毎日の満員電車で心を殺すよりも、社内政治に病むよりも、人を蹴落としてまで自分をよく見せる人と戦うよりも、もっと自分の理想に向けて時間を使ってもいいんじゃないのかなって。

そんなことを考えたので、現在ちょっと生活を見直しています。現在進行形。30歳からは自分の好きなひとやことのために、もっと時間も力もお金も使いたい。きっと、そんなふうに生きられる。気がする。気がするだけなんだけど。

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と、言うことで今日はずっとポルノグラフィティの『Let's go to the answer』を聞いています。

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30歳になるにあたっての抱負を書いた曲。初めてこの曲を聞いたとき、わたしは17歳だった。ついにあのころの彼らの年齢に追いついてしまった。わたしも「30'sの理性が行く手邪魔するようなら捨てろ」って歌っていきたいし「螺旋のこの道は必ず上につながってる」って17歳のあのころも、今も、変わらず信じてる。

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30歳の抱負は「無理をしない」です。頑張らなきゃいけない場面もあると思うけど、肩肘張らずにやっていこうと思います。

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それと、「歓声にも罵声にも拍手喝采にも振り返んない」、です。