どこに住みたいですか?
とりとめのない話をしよう。いつも結論なんてない日記だけど、今日はそれ以上に混沌とした頭の中を文字にしてみようという、このブログにしては珍しいエントリです。
テーマは「これからどこに住もう」。最近、これから住む街について考えることが増えました。一応結婚をしているから、一般的にはこれから子どもを迎えて……というフェーズがやってくる、はず。そうじゃなくても「このまま東京にいるのかなあ」とか「枝豆育てたいから小さな庭がほしい*1」とか、どうしてもこれから住む場所について考えてしまうし、友達も出産して家を持ち始めています。
人に「どんな街に住みたいか」と聞かれることも増えました。そのたびに、わたしは戸惑うのです。
そもそも東京に出てきたのは、地元の雰囲気に馴染めなかったから。でも30歳になった今なら、地元や地方にもおもしろい人がいるって知っているし、自分が人と比べて変わっている自覚も持てるようになっている。そもそも人と比べること自体、意味がないことも学びました。
自由だから、選択肢があると知っているから、悩むんだと思います。
「どんなところに住みたい?」
つい先日そう聞かれたわたしは、海の幸がおいしく食べられるところ、そう答えました。山より海。だけど海が近すぎるのは嫌。海風で家は痛むだろうし、津波も怖い。
南国も嫌だ。あの虫に出会いたくない。虫きらい。でも雪が深すぎるのも嫌。日照時間が少ないと病むでしょ、とこれまでの人生が警告している。
わたしはいつだって、何かをしたくないって気持ちの方が明確だから、なんだかなあ。
そんなわたしにも、できればこんなところという条件が少しはあって。関東ローカルのテレビ番組が見れて、東京ドームや横浜アリーナの公演後に終電を気にしなくていいところ。……って話すと引かれるのは知ってるけど、どんなに何年も否定し続けてもオタクはオタクでしかなくて。そういう生き物なのだと受け入れるしかなかったんです。
ほかにも商店街があるとか地下鉄じゃない駅が最寄りとかクリエイティブをむやみに潰さない社会とか、細かいことはたくさんあるけれど、みんなが知りたいのはそういうことじゃなくて、もっと明確に「こんな暮らしがしたい」、という話なのでしょう。
暮らし、かあ。うーん。
わたしがしたいのは縁側でお日さまに当たりながら猫を撫でたりお茶を飲んだり、そういう暮らし。ああ、やっぱり具体性がない。
そうか、どこに住みたいかの問いは、どんな暮らしをしたいかの質問に通じているんだね。やっと気づいたよ。そうか、じゃあこの話の結論はやっぱり一旦保留。問いへのアプローチが少し変わりそうだから、今夜の夜ごはんのトークテーマにしようっと。
*1:枝豆大好きなんです。居酒屋で出てくる量じゃ物足りない人です。
今年のバレンタイン
ちょっと日は経っているけど、先週の話。今年のバレンタインも「Dari K」さんにした。
去年の冬に京都に行ったときに流れでチョコレート屋さんを巡ることになった。そのときに出会ったのがDari Kさん。夫は右側の丸い缶に入っているコーヒーチョコをたいへんに気に入ったらしい。京都のお店には袋入りのたくさん入ったものがあったけど、催事では売っていなかったから缶のものにした。
それだけでは寂しいので、今年から新しくなったというトリュフも添えた。きっとおいしい。
CAKE.TOKYOさんで特集をしていたのを読んで「今年もこれにする」と決めた。
バレンタインから少し時間が経っているのに、まだチョコを食べていない。楽しみだなあ。きっとおいしいに決まってるから。
え? うん、わたしも食べるよ?
ノマド合宿に行ってきました
なんだかパッとしない毎日、と歌う曲を初めて聞いたのは20年以上も前のこと。それから「なんだかパッとしない」ときにはこの曲が自然と頭の中に流れてくるようになった。年が明けてからは、割とそんな日が続いている。それになんとなく気付いていたけど、知らないふりをしていた。
「haletto houseでノマド合宿をしませんか」
haletto編集長の朝子さんにそう誘ってもらったのは、そんな毎日のある日のこと。
にょきにょきと高層ビルが生える東京にしばしの別れを告げて、トコトコと走る江ノ電に乗ってhaletto houseのある腰越駅にやってきた。駅からも海からもすぐの一軒家に集まったのは、haletto編集長のあさこさん、halettoでライターをしているゆいかさん、そして合宿発起人のヨーコさんとわたしの4人。初めましてから挨拶を始めて、止まらない話を何度も軌道修正しながらスケジュールを決めた。
18:00 仕事終了
23:00 就寝
6:00 起床そして朝日を見に行く
9:00 仕事開始
普段時間を決めずに深夜まで仕事をして翌朝寝坊してしまうわたしには、びっくりするくらいに健康的なスケジュール。2泊3日をこれで過ごす。
朝焼けを見ると「早起きって素晴らしい……!」と心の底から思うのに、どうして東京に戻ると早起きできなくなってしまうんだろう。
***
ノマド合宿というくらいだから、仕事もする。
わたしは締切のある仕事を合宿前にすべて終わらせて、東京にいるとどうも後回しにしてしまうタスクを合宿中にやっつけようと決めていた。具体的にはこんな感じ。
・noteの内容整理
・ブログ書き溜める(5本マスト)
・名刺作成
どれもやらなくても誰にも何も言われないけど、自分のためにやっておきたいこと。そんなことをやろうと決めていたのに、実際には全然違う仕事をしていた。
・記事修正
・取材打診
・企画提出
・ポートフォリオ整理
・収支整理
・おみやげレビュー作成
計画と違いすぎる……! こんなことばかりだから、やろうと思っていたことがどんどん後回しになってしまうんだろうなあ。
社会人のころ、忙しいのにタスク管理が上手な先輩にどうしているのかと聞いたら「タスク忘れちゃうから先に全部スケジュールに入れて動くようにしてる。もうスケジュールに管理されてるレベル」って言っていたことを思いだした。今日から先にバッファも含めて全部スケジュールに入れることにしよう。(今週は余裕を持ったスケジューリングしているので、できなかったタスクは東京でやります。時間確保済み! )
***
ノマド合宿、場所を選ばずに仕事ができる人にはとってもいいなあと思いました。
持ち寄る仕事の温度感は事前に合わせたほうが乗り切りやすいかも。例えば「超集中!締め切り厳守合宿」とか「後回しタスク全部終わらせる会」とか。ネーミングセンス皆無だけど、仕事の緊急度がみんな同じだと、違う仕事していてもゴールに向かう雰囲気できそうだから。
あとノマド合宿のよかったところは、カフェと違って家の中のどこでも自由に仕事できることだと思う。4人でぎゅっと固まっていたら、それはそれでフラストレーションだからね。
楽しかったな。なんとなくパッとしない毎日へのスパイスになった印象です。ふさぎこむより前にこうして人と話ができたら、気持ちは楽になるのかも。
働き方、いろいろできるね。またやってみたいな。
*2018年2月22日 1:57追記
今回宿泊したhaletto houseは腰越にある宿泊施設です。詳しくは下記からどうぞ。
はっさくをむきながら
日曜のドラマ『99.9』では、弁護士の主人公・深山大翔がキッチンに立ちながら事件を整理するシーンがある。やっぱり料理って考え事時間にちょうどいいよなあ、と思いながら見ているけど、わたしもさっき同じようなことをしていた。
はっさくをむきながら。
みかんほど小さくもなくて皮が硬いから、ほどほどに「むくこと」に集中できる。中の皮もむかないと食べられないので食べきるのに20分もかかってしまった。この時間はスマホもいじれないから、テレビを消していればひたすらはっさくと向き合うしかない。
振り返って何を考えていたかというと、好きな映画についてと、岡田准一さんについてだった。好きな映画の話は長くなるのでこのあとブログにまとめる予定にして割愛するとして。
岡田くんの話。岡田くん、宮崎あおいちゃんと結婚だもんなあ。そういえば昔『うたばん』で宇多田ヒカルさんが「顔だけの好みなら、V6の岡田くん」って言ってたよなあ。V6が同日ゲストだったから岡田くんも急遽トークに呼ばれて「お金ならあるわよ」ってヒカル姉さんに口説かれてたことあったよなあ。いいなあ岡田くん。
……と至極どうでもいいこと考えながらはっさくをむいていました。いつもくだらないことしか考えていないんだよなあ。オチも特にない。この感じすごい日常っぽいなあ。
はっさくがおいしかったからいっか。
ひとりMVごっこ
昨年末から椎名林檎さんの『人生は夢だらけ』をよく聞いています。
ハマった一番の理由がこのMVで、とにかくとにかくかっこよくて「うわ、林檎さまちょうかっこいい……」と今でもよく見ています。これまで椎名林檎の音楽を通らずに生きてきたのですが、この冬一番聞いている曲です。
MV中盤からのロケ地はりんかい線国際展示場駅近くの広場なんだろうなと推測します。ビッグサイト見えるので、たぶんそう。
今度ビッグサイトに行ったらひとりで「とぅららららたったらー たららたったらー」って歌いながら『人生は夢だらけ』ごっこしながら歩きたいです。
ビッグサイトの帰り道は隣の東京テレポート駅まで歩くことが自分の中で定番化しているので、帰りは欅坂46の『二人セゾン』ごっこをするって決めています。
『二人セゾン』もたぶんこのあたりで撮っているはず。
もちろん本当に実演しちゃうとだいぶやばいやつだって周りを歩く人たちに思われるので、頭の中でやるだけです。ご心配なく。
でもみんなひとりMVごっこやらない? やらないのかな……。
この時期だとロングコートのポケットに両手を入れながら歩く安室ちゃんの『Baby Don't Cry』ごっこをよくやってます。
MVたのしい。
ピーナッツフェスティバル
ちょっと過ぎてしまったけど、2月3日は節分でしたね。
新潟出身のわたしは落花生で「おにはーそと! ふくはーうち!」をして育ったので、落花生を買いました。ひそかに節分を「ピーナッツフェスティバル」と呼んでいるのはここだけの話にしておいてください。
以前、東京で生まれ育った友人に「落花生で豆まきするなんて聞いたことない!」と驚かれました。そのとき「じゃあ大豆は豆まきのあと拾って食べないの?」と聞いたところ「まいた豆は捨てるよ。食べるのはまた別の豆」と返ってきて今度はわたしが驚きました。「まいた豆は捨てるなんて……! 落花生はまいたものも拾って殻割って食べれるのに!」と当時は力説しましたが、地域によってそれぞれ違うものですよね。
とはいえ「食べ物を粗末にするな」と恵方巻き論争が起きているのに大豆論争は起きないのはなんでなんだろう。
最近の疑問「食べ物で遊ぶな」っていうのに、いもはんは許されるのってなんでなんだろうな、に続く疑問が生まれてしまいました。
ぬか漬けを始めました。
ぬか漬けを始めた。『ていねいな暮らし』がしたいとかよりも、夫は漬物にすると野菜を食べると学んだから。とりあえずぬか床に野菜入れとけば食べてもらえるし野菜のロスが減ると考えたというのが理由。
昨年末に「かんたんぬか漬けキット」を買っていろんな野菜を漬けていた。
でもパプリカを漬けた日からぬか床がパプリカの匂いに染まってしまった。何を漬けてもパプリカの味がする。匂いの強い食材を漬けるときはジップロックか何かに入れて別に漬けて、ってするといいらしい。そんなこと説明書に書いてなかったじゃないか……!
ということで新しいぬか床を求めて、ワークショップに参加した。中目黒の85さんがやっているワークショップ。無農薬の糠でぬか床をつくって、2週間後にオーガニックな野菜を漬ける日程。
1回目はぬか床を作る作業。ぬかとお塩と唐辛子などを混ぜる。
水も入れてさらに混ぜる。久しぶりに砂場遊びしている気持ちで楽しかった。
タッパに詰めてできあがり! ここにくず野菜を入れながら混ぜて、2週間経ったら野菜を漬け始める。
冬だからそんなに混ぜなくていいだろうとちょっとサボったら変な匂いがしてきた。でもそこから毎日混ざるようにしたら匂いも収まってきたので大丈夫だと信じたい。
そんなこんなで今日、野菜を漬けてきた。(写真は夜だけど、行ったのは昼間です。)
においはちょっとやばいらしく「いつもよりしっかり混ぜていきましょう」とフィードバックもらえた。まだ大丈夫らしい。よかった。しっかり混ぜます。
「きゅうり自体はそんなに栄養価ない野菜だけど、ぬか漬けにしたらビタミンとか乳酸菌が摂れますよ」と教えてもらったので夏まで一緒にがんばろうね、ぬか床さん。
たしかに毎日混ぜるのは大変だけど、2日に1回でもいい方法や旅行に行くときの保管方法も聞いたので続けていこうと思います。
*
85さんは中目黒にあるお店です。
「発酵する暮らし」をキーワードに健康や環境に配慮した暮らしを提案するお店なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいな。
お店のホームページ→85|発酵する暮らし
インスタ↓www.instagram.com